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Croissant Island Presents

ナガレモエビの一種

体の長さ 10ミリ

 都内で勤めていた頃の飲み会といえば、仕事が終わって、減りまくったおなかと、渇ききったのどを満たすために行くものだったので、たいてい2時間くらいでお開きとなり、飲み足りない人(私のことですね、ハイ)は二次会へ行く、というパターンだった。少なくとも一軒で6時間あまりを費やしてしまうことはなかった。店側としても6時間も居座られたらたまらないだろう。

 ところがこっちで飲み会といえば、誰かの家、もしくは学校かビーチで、夕方6時ごろからいつのまにか始まり、その日の酒の進み具合によって10時前にお開きになることもあれば、遅いときは1時2時、ということもある。こういうのに慣れてしまうと、いざ都会で飲む機会があったとしても、一軒一軒小刻みにハシゴするのが億劫になってしまう。

 さて、写真のエビは以前登場したナガレヨイチモエビと同じ仲間である。しかも、ナガレヨイチモエビがいたまったく同じ所(地味なトサカ)に住んでいた。ナガレヨイチモエビを撮ろうとして四苦八苦しているときに偶然発見されたのだ。
 というか、本来ドレイ・ヨイチ氏が発見したのはこの写真のエビだったのだが、どれどれ、と見に行ったときにいたのはナガレヨイチモエビであった、ということはすでに同エビの稿で述べたとおり。つまり、本当ならこのエビこそがナガレヨイチモエビと名付けられるはずだったのである。

 形がずんぐりしているので、ヨイチモエビと色合いは似ているけれど明らかに違う種類だと一目でわかる。が、なにぶん住んでいるトサカがモシャモシャなので、いるのが分かっていても探すのが大変だった。
 5月に発見された後、早くもその年の夏には見られなくなってしまった。一時は騒然となった件のトサカは、現在、ただガレ場にポツンとあるだけだ。

 ナガレモエビ属というくらいだから、彼らは住処をハシゴしているのだろう。エビたちも我々のようにそのうち水納島モードになってくれれば、ハシゴをせずに一ヶ所じっくりタイプの流れないナガレモエビの仲間が出てくるかもしれない。


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