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Croissant Island Presents

クラゲノミ

全長 5ミリ

 いつだったか、オワンクラゲが漂っているのを見たことがあった。
 そうそう目にできるクラゲではないから、普通ならクラゲそのものに興味を持ち、その全体像の写真を撮っておしまいになるところだ。
 ところがそのオワンクラゲの傘の内側には、褐色の5ミリほどの物体がついていた。変態的生き物好きとしては黙っていられない。
 一応識別可能程度に写真を撮った。後日出来上がった写真をよく見ると、それはどうもヨコエビの仲間のようだった。

 最近さまざまな無脊椎動物の図鑑が出てきて、エビカニ関連も充実してきたのはご存知のとおり。おかげで調べるのが楽になった反面、下手なことを言ったり書いたりするとすぐにばれてしまうようになってしまった。
 とはいっても、そういった図鑑に載っているのはメジャーどころのエビ、カニ、ヤドカリ、プラスせいぜいシャコくらいなので、写真のような生き物は、甲殻類とはいえ無視されているのが常である。その正体はきっといまだ謎のままだろうと高をくくっていた。

 ところが、日本全国の温泉のように次から次に湧き出してくるTBSブリタニカ(現:阪急コミュニケーションズ)のガイドブックには、「クラゲガイドブック」なるものまである。それをじっくりと見ていたら、コラムの中でまさにこの生物が取り上げられていた!!
 意外なところで正体が判明した。
 それにしてもクラゲノミときたか、というのが第一印象だ。まあ見た目そのままでわかりやすいけどね。それにしてもクラゲにしがみついてたゆたいながらどうやって生活しているのだろう。食事は?恋は?謎は深まるばかり。

 へんてこな生き物クラゲノミ。私が見たことがあるのはオワンクラゲについているものだけれど、前述のとおりそもそもオワンクラゲを見ること自体が多くない。見たいと思っても、クラゲの生活くらい気長にのんびりとその時を待ちつづけているしかない。


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