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Croissant Island Presents

アミの一種

体の長さ 10ミリ

 ここのところ、毎年オフになると夕飯は白飯を炊かずにお粥にしている。
 シーズン中のように仕事をしなくなるから普通の食事が胃にもたれるのだ。
 お粥を食べるようになって、それまであまり買ったことがなかった佃煮や梅干を食べるようになった。

 それで思い出したのだけれど、小学生のころ私はアミの佃煮が大好きだった。いや、佃煮だけではなく、茗荷、サンマの内臓、うなぎの肝、レバーなどなどとても小学生の好物とは思えないものが大好きだった。しかも基本的に好き嫌いがなく、給食は先を争っておかわりしていたクチだ。

 だんなは逆に好き嫌いが多かったらしく、子供の頃は水とパンしか食べなかった、と多くの人が証言している。それなのにこの体格。どうも納得がいかない。でもだんな曰く、「小学生の頃の給食は、大人になった今考えてもやはりどうしようもなくまずかった」そうだ。給食がなくなって以降、着実に膨れてきたようである。

 それはともかく、アミの佃煮を久しぶりに食べることになり、観察してみたら当然ながらアミの集団であることを改めて認識してしまい、以前と比べてなんとなく箸が進まなかった。おそらく、海で写真のような一匹のアミに注目するようになったからだろう。

 この写真のアミの仲間の赤いほうは、水深40mくらいの砂地で、一匹でいたのを撮ったものだ。
 小さな写真のほうの黒いアミはときおり見かけることもあるが、赤いヤツはその後出会っていないから、本来はもっと違うところにいるのかもしれない。いずれにしろ赤も黒も単独でいるところしか見たことがなく、これをもし佃煮にしようとかき集めても、一生かけてせいぜい一食分だろう。

 今後もアミの佃煮を食べることはあるだろう。こうして一匹一匹を愛でてみると、昔のように馬鹿食いするのではなく、しみじみと味わって食べることができると思う。皆さんもぜひ観察しながら、味わってアミの佃煮を食べて見てください。
 そんな人はいないか………。


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